貴社ビジネスの概要を教えてください
豊田通商株式会社 自動車本部 ディーラー事業部は、トヨタグループ唯一の総合商社で、国内だけでなく海外90カ国以上にビジネスを展開するグローバル企業です。
主力事業の一つのである自動車本部は、トヨタグループ各社を中心に日本国内で生産された自動車やトラック・バス、産業車輌、二輪車、補給部品などを世界各国へ輸出しているほか、海外生 産車の第三国への輸出にも携わっています。また、自動車販売事業(代理店・ディーラー)を世界21カ国で展開し、その中で私たちディーラー事業部は14カ国19社の各自動車ディーラーの経営管理、経営やオペレーション品質の向上を行っている部署になります。
バックグラウンド・ビジネス面での課題
ディーラー事業部では以下のような課題を抱えていました。
- タイムリーに計画進捗が把握できないため、改善案の提案などが後手に回る
- 会社数・店舗数が多いため計画対比を可視化しづらく、一目で状況把握できない
- 店舗別の実績確認をしたいが、店舗数が多くマニュアル作業では困難
上記課題を解決するために、日次管理できるITサービスの導入を検討していたところ、Colorkrewの Power BI導入支援を選定しました。理由は以下の通り。
- マイクロソフトの最高峰のビジネスインテリジェンスツール (BIツール) であり、機能面・安全面において信頼できたこと
- 拡張性があるので今後KPIを追加することでより高度な分析が可能なこと
- PC、スマートフォン、タブレットからアクセス可能なこと
- クラウドサービスで完結するため、初期投資を抑えられること
- Colorkrewはくらまね for Azureを展開していて、クラウドを利用したデータ分析基盤構築も同時に依頼できること
ビジネス面でのメリット
現地事業体の最新の販売台数や計画対比が一目でわかるようになったため、より早い経営判断をできる素地が整いました。
また、ロンドンとモスクワに関しては、現地オンプレミスサーバにあるデータをAzure SQL Databaseに自動コピーしているため、現地担当者の負荷なくデータを更新できる仕組みになっています。
今後について
現在は主要3カ国のデータのみですが、今後は残り11カ国のデータも取り込み、全拠点の状況を瞬時に把握できるようにしていきます。
また販売台数やサービス入庫台数だけでなく、売上や営業利益データ等絡めて、より高度な経営分析をできるようにしていきます。
Colorkrew担当者よりコメント
2017年12月にご相談をいただき、約3ヶ月とトントン拍子で納品までさせていただいた本案件。
ここまでグローバルなデータを集積しPower BIで可視化するプロジェクトは私も初めてだったので、非常にワクワクしながら構築させていただきました!
より素早く経営判断できるレポートになるよう今後も一緒に頑張らせていただければ、と思っています。